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令和6年度の始めにあたり

千葉県弓道連盟会長 椎名好一 

 コロナも昨年5月に第5類に移行したことを受け、令和6年度はコロナ禍前とほぼ同様の事業を計画しました。但し完全に収まったわけではありませんので、密を避ける等の対策は各事業とも継続することとし、状況を見ながら緩和してまいります。
 昨年から指導部を中心に『豊かな大三』を再度スローガンに掲げ、三重十文字の完成と、『射法訓』に謳われている均等な引分、心気の安定がなった充実した会、身体の芯から繰り出される電光石火の離れ、を講習会等で会員皆様にお伝えしようと努力しているところです。今年度も継続し実施してまいりますのでどうぞご参加ください。
 近年、弓道を嗜(たしな)み始める方の多くは教室などが入り口と聞いております。参加の目的は、体力向上・健康のため、そこに集う人々の親睦、またスポーツとして競技を楽しむ等、様々で、先ずは『弓道』に触れる入り口でしょう。そうした中から先に述べたような射義を探求し真の弓道を求めていく、己と向き合いさらに深く武道としての弓道を求める、そのような取り組みをされる方が多く現れてくることを願います。
 どうぞ会員皆様が弓道を楽しみ、更には道を追い求めて益々発展されることを祈念し挨拶とさせていただきます。